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なぜ貿易が必要なのか?貿易の種類と仕組みと流れをわかりやすく

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私たちの生活は今や、貿易なしには成り立ちません。グローバル化に伴い、あまりに身近になりすぎたせいで貿易とは何か、なぜ貿易が必要なのか、仕組みなどについて改めて考える機会はないのではないでしょうか?

本テキストでは、貿易とは何かをわかりやすく解説。そもそもなぜ貿易が必要なのか? …といった素朴な疑問への回答や、貿易の種類、貿易の仕組みと流れ、日本の貿易の特徴と課題、貿易業で海外進出を検討する日本企業の現状…など、貿易に関する基礎知識を改めて解説します。

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▼なぜ貿易が必要なのか?貿易の種類と仕組みと流れをわかりやすく解説

▼アナタの海外ビジネスを成功させるために

1. 貿易とは何かをわかりやすく解説

そもそも貿易とは何でしょうか?

貿易とは?

貿易とは、簡単にいうと海外の相手と売買取引を行うことであり、海外の相手に対してモノやサービスを売ることは輸出、逆に買うことは輸入と呼ばれます。

2カ国間で完結する貿易とは異なる貿易もあります。例えばA国から輸入したものをB国に売る、という貿易は三国間貿易と言います。

貿易業で海外進出を検討する日本企業の現状

ここでは、海外進出を検討している日本企業において「貿易業」がどれだけ人気があるかを示すデータをご紹介します。

毎年、海外ビジネス支援プラットフォーム「Digima~出島~」では1年間の進出相談と海外進出企業ならびに、海外進出支援企業を対象に実施したアンケートをもとに「海外進出白書」を作成しています。

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右のグラフの相談内容別割合を見ると、海外進出の目的は「マーケット開拓」となっています。最も多い相談は「販路拡大(営業代行・販売代理店探し)」、続いて僅差で「輸出入・貿易・通関」がランクインしています。

「輸出入・貿易・通関」の相談件数は、2020年度から2022年度まで増加しており(2020年度:8%→2021年度:12%→2022年度:14%)、この動向は、「販路拡大(営業代行・販売代理店探し)」に迫る勢いを見せています。

多くの日本企業が国際貿易に可能性を見いだし、かつ円安が加速している今こそ、改めて「貿易の基本」ついて理解を深めることが大切なのです。

参照: 4,000社超を徹底調査! 海外進出白書(2022-2023年版)(Digima〜出島〜)

貿易に関する相談事例3選

海外ビジネス無料相談窓口では、毎月150〜200件のお問い合わせをいただいています。その中で貿易に関する相談事例を3つピックアップしてご紹介いたします。

中古品をヨーロッパに輸出したい
弊社は日本国内で中古品の買取事業を行なっております。日本国内で買取した商品を海外で販売することは可能でしょうか。関税や通関に関するサポートをしていただける専門家を探しています。ヨーロッパへの輸出を検討してますが、進出国は変更しても構いません。輸出の可否からご相談したいです。

青果物をASEANに輸出したい
青果物の卸売・小売を行なっており、ASEANエリアへの海外展開を検討しています。今回が初めての海外展開になるため、正直不安な点が多いです。貿易・物流を全般的にサポートしていただけますと幸いです。

インドで電子機器をEC販売したい
新規事業として、インドへの電子機器の輸出を検討中しています。どのようにECサイトで販売すればいいのか分からないため、出品可否を含めてご教示いただけないでしょうか。現在は情報取集段階になりますが、来年度には実際に海外展開を進めるスケジュール感となっています。事業の可能性を探りつつ、輸出の方法や規制についてもご相談したいです。

2. なぜ貿易が必要なのか?

貿易とは海外と売買取引を行うことである、というのはすでに解説した通りですが、そもそもなぜ貿易が必要なのでしょうか。

この項ではなぜ貿易が必要なのか、それを知るために重要なキーワードである「自由貿易」について解説していきます。

世界の人々が豊かな生活を送る上で貿易は不可欠なもの

貿易はなぜ必要なのでしょうか?日本は食料やエネルギー自給率の低い国であり、他国からの輸入に頼っているのは周知の事実ですが、資源が乏しい代わりに加工して製品を作ることを得意としている我が国は、自動車などの輸出を行うことで発展を遂げてきました。

貿易によって必要なものと得意なものを交換することで利益を得ることができますし、生産コストがかさむ原料を輸入することで自国が得意な加工・生産に専念できます。これは他国にとっても同じメリットが生じるため、お互いに国を豊かにすることができ、ひいては世界を豊かにすることにもつながります。

また、貿易を行うことで消費者の選択肢も広がるのも大きなメリットです。海外の魅力的な商品を手軽に購入することができるのは、消費者にとっては嬉しいことです。

このように、世界の人々が豊かな生活を送る上で貿易は今や世界において欠かせないものとなっています。

自由貿易とは?

貿易は、貿易を行う双方の国にメリットがあり、世界が豊かになることにつながるというのは先に述べた通りです。そして世界の豊かさを実現するのが、自由貿易と呼ばれる貿易形態なのです。

自由貿易とは、貿易にかかわるそれぞれの国が政府介入を基本的に行うことなく価格調整などを市場に委ねることを言います。第二次大戦以降、世界各国は関税率や輸入における数量制限などを撤廃する、貿易の自由化を推進してきました。この動きには経済学者のデヴィッド・リカードが提唱した「比較優位の原則」が深く関わってきます。

自由貿易に深く関係する「比較優位の原則」とは?

その「比較優位の原則」とは、イギリスの経済学者であるデヴィッド・リカードが提唱した概念であり、それぞれの国が自国の優位な分野に特化し、不得意なものは他国に任せて自由貿易を行うことで各国の労働生産性が高まり、結果として各国はより多くのものを得ることができるという考え方です。

実際に1929年の世界大恐慌においては、自国の産業を守るべく輸入制限や関税率アップなどが行われ、それが恐慌をさらに大きなものとしてしまった、ということが起こっています。

3. 貿易の種類

貿易の必要性について理解できたところで、貿易の種類についてもおさえておきましょう。貿易の種類は大きく分けて6種類というのが定説ですが、近年はより細分化が進んでおり、今回は9種類に分けてそれぞれの貿易種類について解説していきます。

直接貿易

直接貿易とは輸出する側と輸入する側が直接取引を行う貿易を言います。仲介業者が存在しないため、交渉も直接行うことになりますが、価格の面ではマージンが発生しない分、利益を追求することができます。

かつては生産側と小売業者の直接取引を指すことが多かった直接貿易ですが、近年注目を集めているD2C(Direct to Consumer)は直接消費者とつながることから、直接貿易の一種と言ってよいでしょう。

間接貿易

直接貿易に対して、間に仲介を挟む取引を間接貿易と言います。交渉などを専門家に任せることができるので、リスクをおさえることができるのが大きなメリットです。

中継貿易

A国がB国へと原料を輸出し、B国で加工・製造、または一時保管を行い、その製品をC国にさらに輸出する、というのが中継貿易です。関税を節約するために活用されることが多い方法です。

仲介貿易/三国間貿易

すでに解説した通りですが、三国間貿易はA国から輸入したものをB国に売る、というように3つの国がかかわる貿易であり、輸入と輸出を行うC国が貿易を仲介している図式になることから仲介貿易とも呼ばれる中継貿易の一種です。

順委託加工貿易

「加工貿易」には「順委託加工貿易」と「逆委託加工貿易」があります。順委託加工貿易は海外から原料・材料を輸入し、国内で加工した製品を輸出することを言います。

逆委託加工貿易

逆委託加工貿易は。順委託加工貿易とは逆で、海外に原料・材料を輸出し、海外で加工した製品を輸入することを言います。

個人輸入/並行輸入

個人輸入とは、個人が使用することを目的に海外から輸入を行うことを言います。並行輸入は正規の代理店を通さず輸入を行うことを言い、消費者はブランド物や海外でしか買えないレアな商品を安価に購入することが可能ですが、偽物を買ってしまうリスクがあります。

開発輸入

海外、特に発展途上国で生産を行い、その製品を輸入することで生産コストをおさえるのが開発輸入です。自国で販売するのが目的なので、自国の消費者のニーズに合った製品を発注し、生産、輸入という流れが一般的です。

サービス貿易

近年、増えているのがこの貿易形態です。「サービスを介して国際的な貿易をすること」をサービス貿易と言います。モノではなく国境を超えてサービスを提供することであり、旅行や金融、通信、保険などさまざまな分野でサービス貿易はすでに一般的なものとなっています。

4. 貿易の仕組みと流れ

貿易の7ステップ

前項では貿易にもさまざまな種類があることを解説しましたが、ここで貿易の仕組みと流れについても簡潔に解説していきます。

既存記事「海外輸出貿易の基礎知識| 海外輸出貿易の流れを7つのステップでわかりやすく解説」でも解説していますが、海外輸出には大きく分けて「契約」「輸送」「決済」の3つの流れがあり、それをさらに詳しく分けると下記の7つのステップとなります。

① 輸出商品・輸出する取引先の選定
② 契約の交渉・契約の締結
③ 信用状の入手・信用状の確認(※信用状取り引きの場合)
④ 輸送手段の確保・船積み準備のスタート
⑤ 輸出通関の手続き
⑥ B/L(船荷証券)の入手
⑦ 買取手続き・代金の回収


国内取引とは異なり、海外と取引する際には多くの書類や手続きが必要となります。輸入の場合も流れは基本的に同じですが、契約によって通関手続きをどちらが行うかなどが変わってきます。

5. 日本の貿易の特徴と課題

日本は加工貿易で発展してきた世界4位の貿易大国だが…?

貿易がどういったものなのか改めて確認できたところで、日本の貿易の特徴と課題についても理解を深めておきましょう。

日本の貿易額は2020年の時点で中国・アメリカ・ドイツに続く世界第4位。日本は世界的「貿易大国」なのです。資源に乏しい島国である日本は、原料を海外から輸入して加工して輸出するという加工貿易で今日の発展を遂げてきました。

1960年代には鉄鋼や造船などの重厚長大型産業製品、1970年代から80年代にかけては電子機器や精密機器、1990年代には自動車やハイテク製品が主力製品となりました。また近年はサービス貿易が拡大傾向にあり、注目を集めています。

このようにさまざまな遍歴をたどってきた日本の貿易ですが、食料自給率が低く輸入に頼っていることや、資源に乏しい国であることなどから、国際貿易なしには成り立たないのが現状です。

今後はサービス貿易の需要拡大がカギ…?

近年は製造業が人件費の安い発展途上国で生産を行うことで国内の産業が空洞化してしまうことが問題になっており、新しい技術や産業の開発が求められています。この課題への対策としてもサービス貿易に注目が集まっているようです。

ここ最近、メディアで話題になるのが「円安」です。円安は個人や輸入する側としてはデメリットが大きい状況ではありますが、海外で日本製品が安くなることで売上増加が見込めますので、輸出で大きな利益を獲得するチャンスでもあります。

日本にとって国際貿易はなくてはならないものであり、少子化などで今後市場の縮小が予想されることからも、日本企業にとって海外ビジネスは重要な存在だと言えます。

6. 優良な海外進出サポート企業をご紹介

御社にピッタリの海外進出サポート企業をご紹介します

世界大恐慌や第二次世界大戦から得たさまざまな教訓をもとに、自由貿易は世界の共通認識となり、これによって世界経済の秩序が形成されたと言えます。

近年は新型コロナウイルスの世界的パンデミックやロシアのウクライナ侵攻など世界経済に混乱をもたらす出来事が相次いでいます。また、中国の台頭によって保護貿易の動きを強める国も登場しています。

巨大化した世界経済が持つ課題を解決するためには、これまでの自由貿易にさらなる変化や進化が求められる局面なのかもしれません。

大きく変わり続ける世界経済や各国の最新情報を知ることは、海外進出を考える企業にとって非常に重要なことですが、調査や分析を自社だけで行うのはなかなか難しいものです。

海外への事業展開を考える上で、現地の事情や法律に詳しい専門家のサポートは必要不可欠と言えるでしょう。

『Digima〜出島〜』には、厳正な審査を通過した優良な海外進出サポート企業が多数登録しています。当然、複数の企業の比較検討も可能です。

「海外に自社商品を輸出したい」「海外から商材を輸入したい」「通関や輸出入許可の申請をサポートしてほしい」「海外へ進出したいが何から始めていいのかわからない」…といった国際貿易に関する課題はもちろん、多岐に渡る海外進出におけるご質問・ご相談を承っています。

ご連絡をいただければ、海外進出専門コンシェルジュが、御社にピッタリの海外進出サポートサポート企業をご紹介いたします。まずはお気軽にご相談ください。

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